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2023 10/19

社会派ミステリー小説の傑作!おすすめ厳選7選

社会派ミステリー小説の傑作!おすすめ厳選7選

社会はミステリーとは、社会性のある題材を扱い、世相が反映されたミステリー小説を指します。

それだけに
「リアリティさ」
「考えさせられる」

といった点において、心にずっしりとくる作品の多いジャンルとも言えます。

読んだことのある小説でも「どんな話だったっけ?」と忘れてしまう事も多いですが、ずっと記憶に残り続け、時にふと思い出す作品は社会派ミステリーに多いように思います。

ということで今回は、社会に潜んでいる問題をあぶり出すおすすめの社会派ミステリー小説を紹介します。




①「点と線」松本清張

社会派のさきがけとなるアリバイ崩しの昭和鉄道トラベルミステリー!

福岡市香椎の海岸で男女の情死体が発見された。
見え隠れする汚職事件の闇……。
そして捜査線上に浮かび上がる容疑者……。
しかしそこには完璧なアリバイがあった。

地道なアリバイ崩しによって、点が繋がり線となっていく。

社会派推理小説のさきがけとも呼ばれる有名作。

社会派ミステリーと聞くと少し堅いイメージがある人もいるかと思いますが、普段読書をしない人にもとても読みやすく、おすすめです。


②「13階段」高野和明

法とは?正義とは?重厚な命の人間ドラマ。

犯行時刻の記憶を失った死刑囚。
脳裏には「階段」の記憶のみ……。

執行までの限られた時間で二人の刑務官は冤罪?を晴らし、死刑囚の命を救えるのか。

 選考委員満場一致で江戸川乱歩賞を受賞したデビュー作!

タイトルの「13階段」(絞首台の階段数)で察することができますが、死刑制度、冤罪といった重いテーマを扱っています。

死刑に至る実態という普通に生活していたら経験することのない状況をリアルに感じることができる作品です。
死刑制度の矛盾や正義の正確性について考える機会になるかもしれません。


③「手紙」東野圭吾

加害者兄弟の現実を突きつける名作。

兄・剛志の夢は、弟・直貴に大学へ行かせてやること。
しかし身体を壊してしまい仕事ができなくなってしまった剛志は、強盗殺人をしてしまう。

就職、恋愛、夢……直貴の人生には、常に殺人犯の弟として世間の目につきまとい続ける。
そして刑務所から毎月届く兄からの手紙……。

家族を持った直貴は兄との関係を断とうとある決意をする。

殺人加害者の悲痛な家族の現実が描かれています。
特に直貴の勤務先の社長の言葉は重く、見に詰まる印象的な場面です。

何が正解か分からない、その現実を突きつける名作です。


④「さまよう刃」東野圭吾

少年法が守るのは加害者か被害者家族か。

娘が死体で発見され、父親の長峰は悲しみに暮れる。
そんな中、犯人の名と居場所を告げる密告電話がかかってきて……。

長峰は娘の復讐に動く。

少年犯罪被害者の悲痛の叫び、正義とは一体何なのか、誰が犯人を裁くのか。
そこには思いも寄らない結末が……。

少年法に守られる加害者。
法治国家において復讐は認められず。
では、遺族はどこに救いを求めればいいのか。

娘を失った父親のやるせない哀しさが身に染みる名作です。


⑤「天使のナイフ」薬丸岳

少年犯罪と更生・贖罪。

桧山貴志は妻を娘の目の前で殺された。
しかし犯人の3人は13歳の少年であった為、罪に問われることはなかった。

4年後、犯人の1人が殺され、桧山が疑われることになり……。

「さまよう刃」に続き、少年犯罪がテーマの作品です。

次から次へと展開する悪い意味での歯車のかみ合い。
被害者・加害者が複雑に絡む「まさか」の連続に読む手が止まりません。

第51回江戸川乱歩賞受賞。
社会派サスペンス・ミステリーを多く手掛ける作家・薬丸岳さんのデビュー作です。


⑥「インソムニア」辻寛之

自衛隊の海外支援を巡る問いかけ。

アフリカ・南ナイルランドに派遣され、駆け付け警護の任務にあたった7人のPKO部隊。
一人が死亡し、帰国後には自殺者が……。

PKO部隊が遭遇した事件の真相が、隊員の証言によって明らかになっていく。

 ある意味、問題作とも言えるかもしれません。
インソムニア(=不眠症)になること必至の力作です。

第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。


⑦「テミスの剣」中山七里

冤罪を巡る司法・警察の闇、そして正義。

死刑判決を受けた青年が自殺した。

しかし5年後、真犯人が別にいることに気付く。
真実を公表しようとするが、立ちはだかる隠蔽を図る警察組織と、事実の隠蔽に躍起になる司法。

孤軍奮闘の先に待ち受ける真実と結末とは?

 さまざま人物の視点から正義とは何かを問う渾身の傑作ミステリーです。


最後に

メディア等で知ることができるのは社会問題は一部でしかなく、社会問題の多くは我々の想像の外にあります。
普通に生活しているだけでは中々知り得ません。

社会派ミステリーではそのような潜んだ社会問題をテーマにしていることが多い為、いろいろと考えさせられます。
また被害者、加害者、その家族、関係者……と視点も様々でそれぞれの立場によって見え方が変わるというのも魅力です。

小説というエンターテインメントを通して社会問題について少し触れてみるというのもいいのではないでしょうか。


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